大口径のレンズについて調べてみました。大口径レンズという明るいレンズは、暗いところでシャッタースピードを稼いだり、写真のボケ具合を大きくできる魅力的なレンズです。
マイクロフォーサーズ(m4/3)はフルサイズに比べボケにくいので、大口径レンズはマニア垂涎の的となっています。m4/3のレンズはOlympusとPanasonicなどで、同一マウントで79件ありますが、そのうちメーカー側が大口径だと謳ってるレンズは何と27件、実に34%のレンズが大口径なのです。
大口径の定義はありませんが、一般的に開放F値が小さい明るいレンズを言います。明るいと何が良いか?それは ① 暗い所でシャッタースピードを稼いだり ② 写真のボケを大きくすることです。
大口径の口径とはレンズ口径のことで、フィルター口径とは違います。F値と焦点距離から計算で出せます。
有効口径 = 焦点距離 ÷ F値
開放F値が同じでも焦点距離が違えば、レンズの有効口径は違ってきます。有効口径を計算すれば、広角、標準、望遠、超望遠のレンズも横並びに比較することができでます。
同じ焦点距離でもF値が違えば、とうぜん有効口径も違います。大口径と称されるレンズの有効口径を計算して意味があるかわかりませんが、一覧にしてみました。
大口径と称されるレンズの有効口径は5.0以上で、最大Topは、Voigtländer(COSINA):NOKTON 60㍉ F0.95で、有効口径63.16でした。
メーカー側が大口径レンズと言うだけあって、明るいレンズがずらりと並んでいます。単焦点の標準レンズ25㍉(m4/3では標準レンズは25㍉になります)でも素晴らしいレンズがあります。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
- LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 II ASPH.
価格も素晴らしいので簡単な気持ちで購入出来ません。だから垂涎の的になるのでしょう。
レンズ沼に足を踏み入れるとお金がかかります。でも価格の割にはお値打ちなレンズを探して自分なりに納得してしまうと、遂には買ってしまいます。
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 II ASPH.を購入した理由は、キットレンズでもないのに安かったからです。LUMIX GX7 MarkⅢに付けるとカッコイイんです。ナイトスナップ用として使っています。軽く持ち運びに重宝しています。
自分なりに納得して愛用するのがレンズです。いいレンズを探してください。
忘れていました。m4/3ではポートレートを専門にしている人は少ないと思いますが、大口径レンズはポートレート用のレンズと言ってもいいくらいです。フルサイズ85㍉レンズはポートレート用で、m4/3の42.5㍉に当たります。
- LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.
- Voigtländer(COSINA)NOKTON 42.5mm F0.95
開放F値がF1.2とかF0.95とかむちゃくちゃ明るいレンズです。大きなボケが期待できます。ボケはそのままに明るさを下げるため、NDフィルターを使って撮る技もあるほどです。ボケは奥が深いですから。
写真はポートレートに始まりポートレートに終わると言われています。いずれポートレートに挑戦するようになったら、こんなレンズが欲しくなるかもしれません。否、ボケのためにフルサイズのカメラを買うかも知れません。
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